JAIFA愛知県協会 本年度のテーマ Interdependence

活動レポート

秋の研修会

「FP資格を持つライフドクターが語る!就労不能保障は出口がすべて」

2022年1月26日㈬、名古屋市のナディアパーク内アートピアホールにて、第29弾JAIFA実践勉強会を行いました。

今回もコロナ感染症拡大防止対策のため、会場とZOOM配信のハイブリット開催となりました。

 
講師は、認知症専門医でありながら、FP資格も保有されている長谷川嘉哉先生です。

先生は、おじい様が認知症であったご苦労の経験から、岐阜県土岐市で開業されました。患者さんのご家族の立場に立った専門医療を提供されています。

また社会保障にも精通されており、患者さんやご家族のために役に立つ情報提供をされてらっしゃいます。

今回は、普段お客様に接する我々生保職員のために、お客様のお役に立てる研修をしていただきました。

【研修内容】

《医師の立場から》

①診断書について診断書の書き方一つで、給付の可否が変わってしまうことがある

身体障害と障害年金の診断は違う

②就労不能や介護状態時の経済的負担について

③障害状態や介護状態とはどのような状況か、またどのように認定されるのか

秋の研修会

JAIFA愛知県協会2021年秋の研修会を10月19日デザインホールにて開催させていただきました。
愛知県の緊急事態宣言は解除されていたものの、油断はできない状況であり、今回もコロナ感染対策をしっかり行い、会場とweb配信とのハイブリットで開催いたしました。  

第一部 京都大学大学院教授・表現者クライテリオン編集長
藤井聡 氏
『こうすれば絶対良くなる!日本経済 ~MMTに基づくコロナ禍からの脱却~』

秋の研修会第一部は、テレビの情報番組などでお馴染みの藤井聡氏にご講話いただきました。世の中の緊急事態宣言はあけましたが、まだまだコロナ禍への不安が残る中、明るい日本の未来のために力強くお話しいただきました。

『日本経済はこのままでは良くならない。どうすれば良くなるのか?』という事を日本の財政の仕組みから分かりやすくお話しいただきました。
まず一番に『プライマリーバランス(PB)規律の撤廃』を強調しておられました。日本は現状PB(基礎的財政収支)が赤字ですが、国の財政収支とは一般家庭の家計とは違い、企業のように借入をして事業に投資することが大切ということでした。また日本の債務は自国通貨建であることも『 PB赤字=いけないこと』ではない理由とのことでした。
日本は2025年までにPB黒字化を目指しています(PB規律)。しかし現状PBを黒字化している先進国はなく、そこにこだわると本来投資すべき施策に予算がまわりません。PB規律を撤廃することで『コロナ終息まで消費税0%』『企業に対する粗利補償』『未来を拓く危機管理投資』など、国内の人や企業、インフラなどにもっと投資できるという事でした。
欧米諸国ではPBを度外視して様々な財政出動をしており、結果日本だけが取り残されている今の状況は無責任な緊縮財政からであり、責任ある積極財政へと転換しないといけないという事を力強くお話しいただきました。


第二部「さかなクン氏講演会』
国立大学法人東京海洋大学名誉博士/客員准教授
第二部はタレントでありながら魚博士でもある、さかなクン氏の講演です。
いつものトレードマークの帽子に、ご自身で描いた魚のイラスト入りの白衣を着て登場し、講演がはじまりました。

まずは「さかなクンは何故魚に興味をもちはじめたのか⁉︎」についてお話くださいました。
もともとそこまで魚好きではなかったらしく、幼少期はむしろトラックが好きだったそうです。魚に興味を持ち始めたのは、小学2年生の頃、友達の石川君の描いた絵を見たこと、中でもタコの絵に興奮したことがきっかけだったそうです。
その後お母さんに連れられて行った水族館で、本物の生きたタコを見てとても感動したことから、どんどん魚好きになっていったということです。
さかなクンは絵がとても上手です。白紙に絵を描きながらお客様にクイズを出し、自ら進行する姿に会場はとても盛り上がりました。
自然環境についても熱弁し、私達一人ひとりが気をつけることで自然を守ることができることを話してくださいました。
講演の最後には会場の皆さんが写真を撮れるように、舞台の上からサービスポーズをとって下さいました。



実践勉強会

「金利無き時代の新しい資産運用の考え方」
〜投資信託と生命保険の今後の在り方を考える〜

2021年8月17日(火) 今回もデザインホールにて13時30分から開催されました。
まだまだコロナ禍もおさまらない中、感染対策をしっかり行いました。
前回同様WEBライブ配信も行い来場者31名。WEB視聴者591名の参加となりました。 

講話は2部制で、第1部は楽天証券経済研究所ファンドアナリストの篠田尚子氏、第2部はIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)で株式会社TA代表取締役の山口尚利氏にご講話いただきました。

篠田氏のお話の中で特に印象に残った事は4点でした。
・日本は金融教育が遅れていると言われできたが、ついに2022年4月から高校で資産形成の授業が始まるということ。
・一口に資産形成といっても預金、保険、株式、投資信託など色々ある中でそれぞれメリットデメリットがあること。
・特に運用益が非課税になるiDeCo(イデコ)やNISA(ニーサ)の制度を上手に活用すること。
・iDeCoやNISAを運用するのは投資信託。その運用先の選び方について、大負けしない優良なアクティブファンドや要注意なファンドの特徴を教えて頂いたこと。

山口氏のお話の中で印象に残った話は次の3点でした。
・(株)TAを設立したのは、前職の野村證券ではできなかった長期に渡ってお客様と伴走したいという想いを叶えるため、ということ。
・最近は沢山のYouTuberが資産運用の情報発信をしている。しかしお客様には多様な価値観があり、担当者にはなれず個別のアドバイスはできないということ。
・保険業界は有利な立ち位置にいる。なぜなら銀行や証券会社の様に転勤がなく、「長期・積立・分散」という資産形成のアドバイスをしながら長くお客様と伴走できるから、ということ。

参加された方々のアンケートでも「とても勉強になった」との声が多数寄せられて嬉しく思います。今後も皆様のお役に立てる様、活動をしていきたいと思います。


実践勉強会

2021年5月17日(月)に春の研修会がデザインホールにて開催されました。
今回は会場講演と、Zoomによるweb配信を同時に行いました。
来場者77名。WEBライブ配信最大視聴者数419名の参加人数でした。

コロナ禍の緊急事態宣言の中、ソーシャルディスタンスや検温、アルコール消毒など細心の注意を払いながらの開催でした。受付方法も変更し、来場者が密にならないように名刺を箱に入れて頂く方式でスムーズに入場頂けました。募金箱は受付両サイドに設置しました。

WEBライブ配信と同時開催であったこと、また緊急事態宣言が継続中であったことにより、来場者が少ない為、会場は空席が多く、仕方ない事ですが寂しく感じました。

今回は毎年恒例の定期報告会、フィランソロピーを行いました。去年はコロナ禍で開催できませんでしたので、嬉しく思いました。
基調講演は元中日ドラゴンズ投手の山本昌さんに「継続する心」というテーマでお話いただきました。
小中野球部ではずっと補欠だったが、辞めようとは一度も思わず、常に4キロのジョギングと素振り100回を継続されていたという山本昌さん。中学最後の試合で神童のエースが怪我をしたため、代わりに山本さんが投げたことでスカウトの目にとまり、強豪校に推薦で入学ができ、その後ドラゴンズの入団に至ったそうです。この幸運はいつも努力をして準備をしていたからこそ、掴めたものだということでした。
しかし、プロ入りした4年間は、全く勝利出来ず苦労されたそうです。1軍に上がったのは5年目。アメリカ留学で手応えを掴み、徐々に成績を残せるようになりました。そしてお給料が3倍になったときに、報酬にふわしい仕事をしなくてはならないという自覚が芽生え、気持ちを前向きに、準備をしっかり、いい緊張感と共にマウンドに登り続けたということでした。
その他にも歴代監督達との出会い、ラジコンから学んだ肉体作りのプロ意識、最近の野球界についてなど、とても貴重なお話をいただきました。

コロナ禍の最中ではありましたが、ご参加された皆様ありがとうございました。今後も皆様のお役に立てる研修会を運営させていただきたいと思います。